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だいたい体験談と勉強したことのアウトプット

産業技術大学院大学に進学することになった

東京都立産業技術大学院大学(AIIT)の情報アーキテクチャコースに合格して、2022年4月から大学院に進学することになりました。 AIITに関する情報はそれほど多くないので、受験の体験談などをシェアしたいと思います。

AIITとは

都内にある専門職大学院です。通常の大学院と違い、研究ではなく実務重視で、コースワーク(Project Based Learning; PBL)を卒業要件とする大学となっています。

専門職大学院とは | 大学概要 | AIIT東京都立産業技術大学院大学

ちなみに情報アーキテクチャコースの学位は情報システム学修士(専門職)になります。学位に関して詳しいわけではないですが、IS(情報システム)であって、CS(コンピュータサイエンス)ではないと思うので、CSにこだわりがある人は注意が必要です。

AIITを選んだ経緯

最初に、情報系で社会人に門戸を広く開けている大学院大学だと、JAISTNAISTが候補に上がりました。NAISTはオンラインのオープンキャンパスも参加しました。

ただ、進学したいモチベーションとしては、出身の学部が情報系ではなく、今までなんとなく場当たり的にシステム開発していた部分を改めて見直したいという気持ちが強く、「自分は研究がしたいのか?」と考えると思い切ってYESとは言えないなーという感じでした。

そんな折に、情報系の大学院まとめ記事*1を見て、情報系の専門職大学院があることを知り、 特にAIITは「学び直し」を推していたので、自分のニーズにマッチしていると思い決めた感じです。

あとは公立で後述する給付金を利用すると学費がめちゃくちゃ安くなるという点と、学校が都内にあるというのも決め手でした。

受験体験

受験は通年実施しており、いくつかの期に別れています。倍率は公表されていないですが、通期で定員を定めているそうなので、一般的に考えて最初の方が倍率は低いと思われます。

私は2022年入学の最初の一般入試第二期(8月下旬)を受けました。一般入試は小論文と面接(口頭試問)の2つになっています。コロナ渦ということもあり、小論文は専用ページにてテーマが掲載され数日以内に郵送提出、面接はオンラインという形で行われました。

小論文は大学窓口にメールすれば前年度の過去問が貰えます。サラッと募集要項に採点ポイントが記載されているのでそちらも参考すると良いでしょう。

面接の内容は詳しく書けないので、説明会で直接教授に聞くとよいでしょう。当たり前ですが、研究型の大学院ではなく専門職大学院であることは意識したほうがよいかと思います。

給付金について

先述した通り、進学検討の大きな要因になりました。
AIITでは「教育訓練給付金」を受給できます。コースによって金額に差があります。私が進学する情報アーキテクチャコースでは最大80万程の給付を受けることができます。(加えて都民だと入学金が半額になる。ありがたい)

https://aiit.ac.jp/images/jp/admission/kyoikukunren/fee.jpg 教育訓練給付制度 | 入学案内 | AIIT東京都立産業技術大学院大学 より

ちなみに「教育訓練給付金」について調べると、ややこしいことに似たような「教育訓練支援給付金」なる制度があることが分かります。しかしながら、こちらの給付対象者は昼間学校の学生であることが条件みたいで、AIITは夜間学校扱い*2で給付対象外になっているので注意してください。

おわりに

個人的な振り返りも兼ねて、在学中の体験も定期的に記事にしたいと思います。オンライン授業メインっぽいので、縦も横もつながりが乏しくなりそうなのが気がかりです。気軽にTwitter*3とかフォローしてもらえると嬉しいです。おわり。